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草加市立病院
 
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当院について

病院長あいさつ

信頼される病院を目指して

草加市病院事業管理者(兼)病院長 高元 俊彦

草加市立病院の新築、移転から6年が経過しました。この間、民主党政権への歴史的交代があり、危機的状況にある病院勤務医の救済の為に動き出したかに見えました。しかし実行されたマニフェストは、大学病院など一部の先端医療機関だけが救済される診療報酬引き上げや、すぐには効果が期待できない医科大学生の定員増などであり、日々の現実社会で苦闘している2次医療機関への救済策はほとんどないことがわかりました。それどころか、これまでメディアで繰り返し報道されている周産期医療や小児医療などの危機的状況は、依然として出口の見えない長いトンネルの中にあります。

このような中、私どもは東京医科歯科大学との間で連携を強め、2次医療機関として市民から信頼される診療チームの確立へ向けて努力を重ねて参りました。平成22年度の常勤医師数は11名の研修医を含めて76名と過去最大となり、この5年間に医師数は2倍、病床利用率は60%から常時80%を越す勢いとなりました。小児科をはじめ脳神経外科、循環器科でも医師、看護師など順調にスタッフが増員され、救急診療科には3名の専門医が着任して、現在では年間4,800件を超える救急車の受け入れと、1日平均48名の深夜早朝におよぶ時間外診療を行っております。くも膜下出血や心筋梗塞から尊い命をとりとめた患者さんの喜びは、同時に高度専門医療に従事している私たちの大きな喜びでもあります。

日本の医療水準は先進国の中でも際だって高いレベルにあるといわれています。欧米諸国に比べれば、手厚い医療保障制度にも助けられて、誰でもがこの恩恵に浴する機会があります。しかし、1つの問題点は、医療機関のもつ特徴や使命が受診者の側に理解していただけないことです。ちょっとした風邪でも大病院の門をたたく、不安になれば地元を飛び越えてすぐにがんセンターへ、といった発想を改めなければ、大病院ほど患者さんが集中することになります。私たちは気軽に相談・受診できる「親しまれる病院」を願いながら、同時に2次医療機関として専門的技術が発揮できる時間が保障された「信頼される病院」でありたいと願っているのです。

さて、市立病院は平成24年度の新医療センター(心臓、脳血管、腎臓センター)開設へ向けて本格的な準備を開始しました。草加市の厳しい財政状況の中にあって、新病院建設からまもないこの時期に、行政や市議会の全面的な支援を得て新事業が推進されることは全国的にみても極めて異例のことといえます。このような草加市民・市政からの支援は、当時は不可能とも思われた産科診療の再開や、救急医療の一層の拡充など病院運営に大きな進展が見られたことへの信頼の証とも思われます。新医療センターが、長い将来において市民の健康を支える財産として大切にされるよう、市立病院第2期事業計画の実現に全力を傾けて参りたいと思っております。

当院は「健康で豊かな町、住みよい草加」を実現すべく、高度先端医療の拠点病院となるよう成長したいと思いますので、市民の皆様には暖かいご支援とご理解をお願い致します。

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