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電話番号:048-946-2200

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放射線科(治療)のご案内

放射線治療は、がん治療の三本柱(手術・化学療法・放射線療法)のひとつに挙げられる治療です。がんの完治を目指す根治照射から、がんに伴う症状を和らげる緩和照射まで、幅広い目的で行われています。
当院では、通常の原体照射をはじめ、強度変調放射線治療(IMRT)定位放射線治療(SRT)など、より高精度な放射線治療にも対応しています。
また、放射線治療専門医、診療放射線技師、看護師を中心とした多職種連携のもと、安全で質の高い放射線治療を提供しております。近年は高精度放射線治療の適応拡大に伴い、治療件数も増加しています。
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前立腺がんに対する定位放射線治療について

当院の放射線治療部門では、前立腺がんに対する体幹部定位放射線治療(SBRT)を行っております。
定位放射線治療は、1回あたりの線量を高めに設定し、少ない回数で治療を行う高精度放射線治療です。
患者さんの状態や病状に応じて治療方針を個別に検討いたします。詳細な適応や治療内容については、主治医の先生を通じてご相談ください。
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注:SBRT計画の線量分布図の例 前立腺全体を均一に照射しながら、MRIで確認されるがん病巣に対しては放射線を強く当てるfocal boostを用いて治療を行っています。

緩和照射について

「緩和的放射線療法(緩和照射)」とは、痛みをはじめとする身体症状を軽減し、生活の質(QOL)を向上させることを目的とした放射線治療です。すでに現れている症状の改善だけでなく、骨折や神経圧迫など、今後起こりうる症状や合併症を予防する目的で行うこともあります。

緩和ケアを進める上で、放射線治療による緩和照射は重要な選択肢のひとつです。緩和照射では、症状の原因となっている部位を中心に、総線量を抑えつつ1回あたりの線量を多めに設定することで、短期間での治療を可能にしています。そのため、根治照射と比べて治療回数が少なく、副作用や身体への負担も軽いことが特徴です。

緩和的放射線療法の適応について

がんに関連するさまざまな症状や、その原因となる病変に対して、幅広く緩和照射の適応があります。

症状のある場合はもちろん、これから起こる可能性のある痛みや出血などを早めに抑えるために行うこともあります。

  • 骨転移に関連した症状
    骨転移による痛み
    神経圧迫に伴う痛み
    切迫骨折状態 など
  • 腫瘍からの出血
    止血剤・カテーテル・内視鏡などでの止血が困難な場合
    皮膚浸潤や皮膚転移による自壊・出血 など
  • その他の症状
    大血管・気道・消化管の圧迫や閉塞
    神経症状(脳転移、胸膜転移、腹膜播種など)
    腫瘍増大に伴う圧迫感(肝転移など)

日帰りの単回緩和放射線治療とは

放射線治療は、基本的に1日1回10~15分程度で治療が完了しますが、平日毎日放射線を照射し続けることで効果を得る治療です。根治的な治療の場合、通常6-7週間ほど継続する必要があります。

一方で症状の緩和を目的とした「緩和照射」では、5~10回程度の少ない回数で、がんに伴う痛みや出血などの症状を和らげることができます。副作用の少ない治療ではありますが、通院や複数回の照射そのものが患者さんにとって負担となることも少なくありません。

近年では、照射回数をさらに少なくしても緩和効果が得られることが分かってきており、1回のみ放射線を照射する「単回照射(たんかいしょうしゃ)」が広く行われるようになっています。こうした治療は、通院や体力面に不安を抱える方にも寄り添える方法です。

このような考え方に基づき、当院では「日帰りの単回緩和放射線治療」を開始しました。

がんによる痛みや不快な症状を和らげるために、外来で1回だけ放射線を当てる治療方法であり、ご自宅や施設で普段通りの生活を続けながら、安心して受けていただけるのが特徴です。

治療の特徴

日帰りで完了

初診から治療まで、1日で実施します。

身体への負担が少ない

短時間で終了し、副作用も軽い場合が多いです。

症状の緩和

痛みや出血などの症状を和らげ、生活の質(QOL)を高めます。

緩和ケア科との連携

ご希望により、同日に緩和ケア科も受診可能です。

治療の流れ

  1. 事前のご相談
    (1) お電話にてご相談ください。
     その場で適応の判断、診察日や照射枠の確保を行います。
     ご希望がある場合は、放射線科受診日と同日に緩和ケア科を受診できるよう調整いたします。
     当日の申し出による同日受診は、対応できない場合があります。
     注:医療機関からのご相談に放射線治療専門医が直接対応します。
     注:患者様やご家族様からのご相談は、主治医の先生を通してお問い合わせください。
    (2) その後、地域連携室を通じて主治医の先生からの情報提供書をお願いしております。

  2. 受診当日の流れ
    月・水・金曜日(祝日除く)
    午後2時から午後4時頃まで(所要約2時間)
    滞在時間が短くなる場合があります
    主治医の先生のもとで最近撮影したCT画像がある場合、事前に情報提供いただくことで、当日の待ち時間が短くなることがあります。
    注:状況により、当院で治療計画用CT撮影が必要となる場合があります。

    時間帯

    内容

    所要時間

    説明

    午後2時頃

    初診・診察

    約20分

    医師による診察、症状・ご希望の確認

    午後2時20分頃

    治療計画用CT撮影

    約20分

    照射範囲を正確に設定するためのCT撮影

    午後2時40分頃

    治療計画の策定・検証

    約60分

    医師・医学物理士が照射計画を立案・検証します。
    注:ご希望の場合、この間に緩和ケア科受診となります

    午後3時40分頃

    緩和照射の実施

    約10分

    実際の放射線照射を行います。

    午後4時頃

    終了・ご帰宅

    治療後はそのままご帰宅いただけます

  3. 費用・その他
    (1) 保険診療の範囲内で実施いたします。
    (2) 患者さんの状態によっては、単回照射ではなく、通常の分割照射や定位照射など、ほかの放射線治療法をご提案する場合があります。
    (3) 入院での対応は原則行っておりません。
    (4) 同日に複数の部位を治療する場合は、原則2部位までの対応となります。3部位以上となる場合は、複数日に分けて実施させていただきます。
    (5) 安全のため、付き添いの方とご一緒に受診されることを推奨いたします。
    (6) 受診日までに体調の変化や全身のだるさ、食欲の低下など、普段と違う様子がある場合は、事前にご連絡ください。
    (7) 体調に応じて、日程を調整させていただくことがあります。

ご注意・お願い

  • 治療の効果や副作用には個人差があります。ご不安な点は必ず医師・スタッフにご相談ください。
  • 治療前には必ず診察・検査を行います。事前予約制となりますので、あらかじめお電話でご予約ください。
  • ご自身での来院が難しい場合は、ご家族や支援者の方とご相談のうえ受診をお願いいたします。

お問い合わせ・ご相談について

本治療に関するご相談は、まず普段おかかりの主治医や看護師へお伝えください。
放射線治療専門医が、主治医・看護師などの医療従事者と連携しながら、最適な治療方針を検討いたします
(注:患者さん・ご家族からの直接のお問い合わせには対応できない場合があります)

放射線治療部門スタッフ紹介

職種 氏名 勤務区分 主な資格
放射線治療医 桑原 宏文 専従、常勤 学会認定 放射線治療専門医
機構認定 放射線科専門医
学会認定 放射線科指導医
医学物理士 鈴木 健太 専従、常勤 治療専門医学物理士
放射線治療専門放射線技師
診療放射線技師 奥津 景子 専従、常勤 放射線治療品質管理士
放射線治療専門放射線技師
診療放射線技師 佐藤 史佳 専従、常勤  
診療放射線技師 小田 千鶴 兼任、常勤  
看護師 望月 郁美 専従、常勤  

お問い合わせ

電話 048-946-2200(代表)
注:放射線科(治療)リニアック室宛とお伝えください。
時間 平日 午前9時から午後5時まで(祝日除く)

草加市立病院 放射線科(治療)