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草加市立病院臨床倫理指針
臨床倫理の基本方針
草加市立病院において医療に従事する者は
1 医療を受ける人々の人格と権利を尊重し、「誠意とやさしい心」で接するとともに医療内容について説明し
信頼を得るよう努めます。
2 生涯学習の精神を保ち、知識と技術の習得に努め、尊厳と責任を自覚し、教養と人格を高めるよう心がけま
す。
3 患者さんのライフ・サイクルの多様化に配慮し、個人の価値観と権利を尊重した医療を提供します。
4 治療のさまざまな選択肢について、患者さんやその家族が納得のうえ選択できるようわかりやすい言葉で十
分に説明し、患者の視点に立った支援をおこないます。また、セカンドオピニオンにも対応します。
5 患者さんが信仰上の理由から希望する医療行為については、専門的な知見に基づく情報提供をおこない、十
分な理解を得た上で個人の権利を尊重し支援します。
参考:草加市病院事業企業職員倫理規程(平成25年2月1日)
臨床倫理課題への対応方針
1.インフォームド・コンセント(説明と同意)について
患者さんに対して、当院の「説明と同意に関する手引き」に基づき、病状や検査・治療法等の医療行為について、医療について知識のない方でも理解できるように、十分に分かりやすく説明を行い、理解、納得及び同意を得た上で医療を提供します。
2.治療拒否について
患者さんは、医師等から医療行為の必要性について説明を受け、十分に理解された上で、自己責任において特定の医療行為を受けることを拒否することができます。
3.同意や意思表示の撤回について
患者さんから得られた同意や意思表示は、患者さんの意思でいつでも取り消すことができます。しかし、その時点での身体状況や診療体制によっては対応ができない場合があります。
4.患者さんの個人情報保護について
当院は、市民の皆さんの健康な生活を支え、信頼される高度で良質な医療を提供する病院づくりを目指しています。患者さんの個人情報の取り扱いについても、厳重な注意を払います。
参考:草加市立病院個人情報保護管理要綱(令和2年1月1日)
参考:草加市立病院個人情報保護方針(平成18年11月1日)
5.撮影や録音について
患者さん、職員などの個人情報を保護するため、病院の建物内及び敷地内における静止画や動画の撮影、録音行為は原則としてご遠慮いただいています。
【撮影や録音について】
6.虐待について
児童、高齢者等への虐待が疑われる場合には、「草加市立病院虐待等対応マニュアル」に従い対応します。
7.セカンドオピニオン
診断、治療に関し主治医以外の第三者の意見(セカンドオピニオン)を聞く権利があります。
8.宗教的理由等により輸血を拒否される患者さんへの対応について
当院は「相対的無輸血」を基本方針とし、「宗教的輸血拒否に関する診療指針の基本方針」に従って対応します。
9.適切な意思決定支援について
がん及び慢性疾患等により、回復の見込みがないと判断された患者さんを対象に、厚生労働省「人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドライン」等に基づき、人生の最終段階を迎えた患者さんが自分らしい最期を迎えられるように、医師をはじめとする医療・ケアチームが、患者さん及びその家族と繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思を尊重しながら、医療・ケアを提供することに努めます。
参考:適切な意思決定支援に関する指針(令和4年10月18日)
10.臓器移植提供について
掲載準備中。
11.その他倫理的問題について
医療に関わる行為の倫理的妥当性が問題になった場合は、臨床倫理委員会等で審議し、その決定に従います。
令和7年4月18日制定