入院医療費の計算について

DPC（包括評価制度）の導入

当院は、厚生労働省の定めたDPC対象病院としての基準を満たしたため、平成22年7月1日から「DPC（診断群分類別包括評価制度）」を導入しています。

DPCとは、患者さんの病名や症状をもとに、手術や処置などの診療行為の有無に応じて、厚生労働省が定めた1日あたりの診断群分類点数をもとに医療費を計算する新しい会計方式です。
入院医療費は包括分（国が定めた1日あたりの入院費×日数）と出来高分を組み合わせて計算します。

DPCの対象となる期間は病名、治療内容によって決まっており、その期間を超えると従来の出来高計算に変わります。

算定方法

従来の計算（出来高払い制度）

診療で行った検査や注射、投薬などの量に応じて、全てを合計した医療費が計算されていました。

新しい入院医療費の計算（平成22年7月以降）

1日あたりとして包括金額が設定されています。この金額の中には注射・投薬などの診療内容の費用を含みます。なお、手術などの医師の専門的な技術料については、これまでどおりの出来高払い方式で医療費が計算されます。