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電話番号:048-946-2200

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血液内科

主な対象疾患

悪性リンパ腫、骨髄異形成症候群、多発性骨髄腫、難治性貧血、骨髄増殖性腫瘍、免疫性血小板減少性紫斑病 など

患者さんの受け入れについて

血液内科外来で受け入れが可能な患者さんは、草加八潮地区の医療機関の先生が当院地域医療連携室を通じて診療予約を事前にとった患者さんです。医療機関からの紹介状(診療情報提供書)をお持ちでも、当院に直接来院された患者さんの受け入れはできません。
なお、紹介患者さんの受け入れは火曜日と木曜日のみで、診療の状況や予約人数により受け入れを中止させていただく場合がありますのでご了承ください。

引き続き大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解をお願いいたします。

診療内容・特色

当科では、悪性リンパ腫と多発性骨髄腫を中心に様々な血液疾患の診療を行っています。若年者の急性白血病につきましては、同種幹細胞移植の可能性があるため、近隣や他の適切な医療機関へ紹介しています。
当科での症例数の多い疾患について、診療内容を簡単に説明いたします。

●悪性リンパ腫
悪性リンパ腫の中でびまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)は、月単位で進行する悪性度の高いリンパ腫で、当科では患者さんの半数がこのタイプです。分子標的薬リツキシマブが登場するまでのDLBCLに対する標準治療はCHOP療法でしたが、リツキシマブ併用CHOP療法によって奏効率・生存率ともに向上しました。現在、DLBCL患者さんの約半数近くは治癒すると言われていますので、適正な治療を行うための早期診断を心がけています。

●骨髄異形成症候群
高齢者に多い難治性の血液疾患で、前白血病状態とも呼ばれています。急性白血病へ移行するリスクの高い患者さんでは同種造血幹細胞移植が唯一の根治的治療法ですが、高齢者の場合、移植は極めて困難です。そのため、生存期間を延長するための様々な治療法が模索されてきましたが、最近、アザシチジンによって、急性白血病へ移行するまでの期間を延長することが証明されました。外来投与も可能な薬剤で、当科でも、白血病移行リスクの高い高齢患者さんへ積極的に導入しています。

●多発性骨髄腫
十数年前までは有効な治療法がありませんでしたが、ボルテゾミブやレナリドミドなどの新薬の登場で、治療成績は著しく向上しています。高齢者に多い疾患ですが、当科では新薬による寛解導入療法を積極的に行っています。治癒はまだ望めませんが、長生きし、通院で治療を受けていくことも可能になりました。

主な治療実績

(延べ患者数) 令和3年 令和4年
悪性リンパ腫 97 100
骨髄異形成症候群 25 55
多発性骨髄腫 7 11
形質細胞腫 - 3
急性白血病 16 1
慢性白血病 1 -
免疫性血小板減少性紫斑病 3 5
骨髄増殖性腫瘍 1 1
再生不良性貧血 5 -
本態性血小板血症 1 1
急性単球性白血病 - -
急性骨髄性白血病 - 26
急性骨髄単球性白血病 - -
慢性骨髄単球性白血病 - -
原発性マクログロブリン血症 - -
自己免疫性溶血性貧血 - -
遺伝性第8因子欠乏症 2 -
無形成貧血 - 1
リンパ性白血病 - 5
血球減少症 - -
栄養性貧血 - 3
形質細胞性白血病 - -
その他の貧血 - -
原発性アミロイドーシス 6 5
その他 3 7
167 224

主な検査・医療設備

骨髄検査
高度無菌治療室
(クラス100)
1室
ベッドアイソレーター 2台

医師紹介

役職 氏名 専門分野 専門医資格
診療科長(科のトップを指す場合に使います。)2
 部長
村田 健
(むらた けん)
血液内科一般 日本内科学会認定総合内科専門医
日本血液学会認定血液専門医

外来医師担当表

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