整形外科
診療対象疾患
- 手の外科
- 関節外科(肩、肘、手、股、膝)
- 人工関節(肩、肘、指、股、膝)
- 一般的な骨折
- スポーツ外傷/障害
診療の特徴・特色
当院の整形外科は、昨年度に続き常勤医師6人体制での運営となり、より広いニーズへの対応が可能となりました。すべて東京医科歯科大学整形外科 教室から派遣されています。それぞれの担当分野は、新関(手、肘、肩の外科)、鈴木(膝・足関節、下肢スポーツ外傷)、北村(股関節)です。
外来について
整形外科外来は、非常に混雑しております。四肢や首、腰に痛みなど訴えをもつ患者さんは非常に多く、 軽微な自覚症状のみの方から日常動作に支障を来たす方まで様々です。
しかし、手術適応となる患者さんは一部であり大多数は保存療法の適応となります。
そこで症状のある方は、まず第一に地域の整形外科医院やクリニックを受診いただき、必要があれば紹介状をお持ちになりご来院いただくのが良いと思われます。
待ち時間短縮のため、予診票に基づきあらかじめレントゲンに行っていただくこともありますのでご了承ください。
再来予約については原則として、精査や手術の必要な方、処置やギプス固定の方、術後の経過観察が必要な方についてのみお取りしています。
軽度の慢性疾患については連携する一次医療機関での保存療法をおすすめ(逆紹介)しています。(病診連携政策による)
入院について
外傷後に救急入院される患者さんがほとんどですが、外来での予定手術の場合はあらかじめ病床を予約しています(予定入院)。希望期日を早目に主治医にお伝えください。
また、当院は急性期病院であり、より重症な患者さんの治療に専念するため、リハビリなどの保存治療を希望される患者さんの入院はお受けしておりません。入院による保存治療を希望される患者さんには、リハビリ病院など対応可能な施設を紹介させていただきます。
主な治療実績
令和4年 | 令和5年 | |
手術 (内訳) 上肢の骨折・外傷 下肢の骨折・外傷 人工関節置換 その他の関節 腱縫合術 尺骨神経前方皮下移行術 その他(壊死切断、デブリ含む) 外来手術 |
923 221 115 121 51 13 2 48 352 |
894 217 124 142 36 14 6 41 314 |
主な検査・医療設備
各種画像診断 | MRI・CT・Echo・シンチグラフィー等により、各疾患を総合的に診断し治療に役立てています。 |
---|---|
骨密度測定装置 | 骨粗鬆症に対し骨密度を測定し、骨粗鬆症の程度の把握や治療の効果測定の際に有効な検査です。 |
関節造影 | 主に手関節、肩関節疾患の診断のために有用な検査です。造影後にXp、CT、MRIを行うことで、更に診断精度を高めています。 |
電気生理学的検査 (EMG) |
椎間板ヘルニア、脊髄症等の脊椎脊髄疾患や末梢神経障害等による、四肢のしびれ、筋委縮、麻痺に対して責任部位を検索したり、回復の状態を知るために有用な検査です。 |
超音波刺激による骨癒合促進治療 | 近年新鮮骨折にまで適応が拡大された、超音波による骨癒合促進治療を、適応がある症例に対しては可能な限り積極的に施行しています。 |