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管理者・病院長あいさつ
令和4年4月から草加市病院事業管理者を拝命しました。これまで4年間病院長として前河野病院事業管理者とともに病院の運営をしてまいりました。
現在、新型コロナウイルス感染症の世界的流行、自然災害、ロシアによるウクライナ侵攻などさまざまな環境変化が急速に進行しています。このような非常時に対応するため、あくまで暫定的ではありますが、病院事業管理者と病院長を兼務させていただくことになりました。
今般のコロナ禍で中心的役割を果たしたのは公立・公的病院であることは間違いないと思います。当院は新型コロナウイルス感染症流行のごく初期から埼玉県の要請により帰国者・接触者外来を設置し検査を行うとともに、新型コロナウイルス感染症重点医療機関として埼玉県内の多くの入院患者さんを受け入れ治療してきました。がんや脳血管障害、心筋梗塞などの通常診療や救急医療に対する影響を最小限に抑えつつ、コロナ感染症診療との両立を図ってまいりました。また、ワクチン接種についても市内の医療従事者やアレルギー、合併症のあるリスクの高い患者さんの接種、集団接種会場への人材派遣などを行ってきました。 新型コロナウイルス感染症の第6波はようやく収束の方向に向かっているように見えますが、気を緩めることなく次の流行や、新興感染症の流行に備える必要があります。
一方、自然災害では首都直下型地震、富士山の噴火、異常気象による風水害等のリスクがあります。当院は災害拠点病院、埼玉DMAT指定病院としてBCP(事業継続計画)、防災計画を作成し、様々な災害に対応した医療提供ができるよう備えています。
当院はこれからも地域の中核を担う二次救急医療機関、災害拠点病院としての役割を果たし、市民の皆さんの生命と健康を守ってまいります。
草加市病院事業管理者(兼)病院長 矢内 常人