メニューにジャンプ コンテンツにジャンプ
電話番号:048-946-2200

トップページ > 当院について > 災害拠点病院として

災害拠点病院として

  • 災害訓練1
  • 災害訓練2
  • 災害訓練3

草加市立病院が災害拠点病院に指定

平成26年12月、草加市立病院は災害拠点病院になりました。埼玉県内では16番目、草加市が位置する埼玉県東部南地区では初めての指定となります。

災害拠点病院とは

災害訓練 正面口トリアージ

重症群エリア

阪神淡路大震災の教訓から平成8年に制定されたもので、名前の通り地震や事故など大災害が起きた時、中心になって医療を行う病院のことです。被災された患者さんを24時間体制で診療することはもちろん、近隣の病院を支援する役目もあります。全国で676病院が指定されています(平成26年4月現在)。
近い将来、高い確率で起こると言われている東京湾北部地震では、埼玉県東部地域でも相当の被害が発生すると予想されています。重症の傷病者を一人でも多く救命するためには、市立病院や草加市だけでなく被災地以外の力を借りて支援してもらうことが重要です。不足する資源(人、薬、水や食糧など)を請求して応援を受け入れると共に、重症な患者さんは地域外の病院へ送り出す調整が必要です。この連絡調整は、広域災害救急医療情報システム(EMIS)という通信手段のもと、日本全体が一括管理されています。先日の御嶽山の噴火や長野県の地震でも発災直後からEMISに情報が集約され、救援体制が取られていました。この機能は災害拠点病院になってこそ、充分に活用することができます。
災害拠点病院の指定にあたっては、建物(耐震構造)や水・食糧の貯え(最低3日分)の他、非常時でも使用できる通信機能(衛星電話)を持つこと、DMAT隊を保有することなど、日頃から災害医療に取り組んでいる病院の体制が評価されます。市立病院では毎年、職員300名以上が参加して大規模災害を想定した訓練を行って来ました。

災害派遣医療チームDMATとは

近年、地震や水害等の自然災害、交通災害や大規模火災等の人為災害など、様々な災害がいたる所で起こっています。県内外で災害が起こった場合、都道府県からの要請を受けて被災地域にいち早く出動し、医療を提供するチームがDMATです。都道府県から推薦されて国の養成研修を受け、試験に合格して隊員となることができます。草加市立病院DMAT隊は医師2名、看護師4名、業務調整員3名で構成されています。

平成27年2月災害拠点病院に指定されて以来、万が一の災害に備えて、日々研修・訓練を行っています。市民のみなさまの生命を守るため、草加市全体で努力し続けて行きたいと思います。ご理解ご協力をよろしくお願いいたします。
 
DMATブログ画像

内閣府大規模地震時医療活動訓練を行いました 令和元年9月7日

首都北部直下で発生した地震により草加市内に甚大な被害が発生したとの想定で訓練が行われました。170名の重症患者さんの受け入れと転院調整、草加市役所・保健所での保健医療調整、避難所運営と救護所診療、倒壊の危険がある病院の患者避難、ライフラインが途絶した病院の支援などの7種類の訓練が行われました。大野知事と浅井市長も視察に来られ、日赤の移動式医療テントも張られました。草加市職員の他に医師会・全国のDMAT・看護学生など500名近い皆様に御参加いただきました。

令和元年度災害訓練1
  • 令和元年度災害訓練2
  • 令和元年度災害訓練3
  • 令和元年度災害訓練4
  • 令和元年度災害訓練5
  • 令和元年度災害訓練6
  • 令和元年度災害訓練7
  • 令和元年度災害訓練8
  • 令和元年度災害訓練9
  • 令和元年度災害訓練10

大規模災害訓練を行いました平成30年11月18日

震度6強の直下型地震の想定のもと、職員300名が参加して多数傷病者対応訓練を行いました。草加八潮消防局も患者搬送と救助で参加、浅井新市長もはしご車で無事救出されました。 訓練の準備にあたり、今年は災害看護委員会を中心にエリアごとに関係部署が集まって綿密に計画、当日は全ての部門で混乱なく充実した診療が行われました。

  • 6592.jpg
  • 6636.jpg
  • 6658.jpg
  • 6665.jpg
  • 6659.jpg
  • 6599.jpg
  • 6604.jpg
  • 6663.jpg
  • 6653.jpg

大規模災害訓練を行いました平成29年11月18日開催

埼玉県上空を通過したミサイルの一部が市内に落下し、市内の一部に大きな被害が発生しているという想定で訓練を行い、職員294名が参加しました。トリアージにより、最優先治療(赤色)、非緊急治療群(黄色)、軽処置群(緑色)、非処置群(黒色)などに次々と判定され、それぞれの治療エリアに搬送されて、必要な処置が行われました。

  • 29.11.18saigaikunnren1.JPG
  • 29.11.18saigaikunnren2.JPG
  • 29.11.18saigaikunnren3.JPG

大規模災害訓練を行いました平成28年11月19日開催

震度6強の直下型地震が平日の日中に発生、多数のけが人が発生したという想定で訓練を行いました。短時間に一気に来院する重症な患者さん(35名想定)の診療、執刀中の手術(5件)をどうするかの判断、災害時の集中治療室や病棟の対応(50名)を中心に、職員275名が訓練に参加しました。

  • H28災害訓練01
  • H28災害訓練02
  • H28災害訓練09

災害医療講演会が開催されました平成28年9月29日

兵庫県災害医療センター・中山伸一センター長をお迎えし、「改めて、阪神・淡路大震災以降における我が国の災害医療の対応の進歩と課題」というテーマでご講演いただきました。テレビ聴講室も立ち見が出る程の大盛況でした。阪神淡路大震災や明石花火大会事故・福知山脱線事故など数々の大災害を最前線で救護されて来た日本の災害医療を代表する先生のお話に参加者全員が刺激を受けました。中山先生の熱い想いに負けない様に私達も頑張ります。

  • 災害医療講演会1
  • 災害医療講演会2
  • 災害医療講演会3

CBRNE災害対応訓練を行いました平成27年11月21日開催

CBRNE災害とは、毒ガス(C)や炭疽菌などの生物剤(B)、放射能(R)や核(N)、爆発(E)などによって起こる特殊災害のことです。地下鉄サリン事件やボストンマラソン爆発事件もCBRNE災害の一つです。
今回の訓練では、イベント会場に神経剤が撒かれ、多数の傷病者が出ているという想定のもと、当院・草加市消防本部職員合わせて300名が参加、特殊災害対策車など消防車10台が出動して行われました。
被災現場に見立てられた屋外駐車場では、防護服を着た草加消防特殊災害隊員が傷病者50名を救出、除染(汚染された毒物を洗い流すこと)を行った後、当院まで搬送する訓練を行いました。
また、病院側では当院職員が消防職員と同じように防護服を着用して除染を行い、トリアージ・解毒剤を用いた診療を行いました。
このような特殊災害は、日常的に起こるものではありませんが、事前の準備と訓練がなければ対応できない災害です。5年後に東京オリンピックを控え、テロの危険性は現実味をましています。草加市は工場も多く、大事故が発生しないとは言えません。
災害拠点病院となって1年が経過しました。これからも草加消防と協力しながら、自然災害はもちろん特殊災害にも対応できる災害医療体制を作り上げて行きたいと思います。

  • CBRNE01
  • CBRNE07
  • CBRNE03
  • CBRNE04
  • CBRNE05
  • CBRNE06
  • CBRNE02
  • CBRNE08
  • CBRNE09

第35回九都県市合同災害訓練平成26年8月31日開催

草加市は第35回九都県市合同災害訓練の埼玉県会場に指定され、平成26年8月31日に綾瀬川左岸広場を中央会場として大規模な災害訓練が行われました。30年に1度の草加市を挙げての一大イベントでした。
当院も医療系訓練の一環として病院全体を訓練会場に、40名の傷病者を想定し、入院・オペ・広域搬送などの流れを検証しました。草加八潮医師会・薬剤師会や埼玉DMATの皆さんにも参加していただきました。
天候にも恵まれ、たくさんのボランティアの方々にもご協力いただき、無事に終了することができました。皆様、ご協力ありがとうございました。

  • DMAT隊
  • 診療本部
  • 軽症群エリア
  • 中等症群エリア
  • 薬剤師会
  • 草加消防救護班
  • 自衛隊の患者搬送
  • 防災ヘリ
  • 特殊災害対応訓練